香港政府観光局(HKTB)は5月6日、「Together Towards New Horizons」をテーマとしてオンラインで戦略発表会を開催し、香港や中国本土、そして海外から旅行会社やサプライヤーなど3200名が参加した。
発表資料によると、HKTB会長は第5波が落ち着いてきていて日常を取り戻しつつあり、大規模イベントや旅行者の受け入れ再開の準備が可能となってきたと説明。その上で、コロナ禍でもインフラ整備を止めず夏には香港故宮博物院がグランドオープンし、香港国際空港の第3滑走路も数年内に供用できる見通しとアピールした。
また、エグゼクティブディレクターはリカバリーに向けたグローバルキャンペーン「Hong Kong Summer Treats」を発表。アートなどのテーマとともに割引や特典を提供するもので、制限が緩和されればワイン&ダインフェスティバルや香港セブンズなどにも焦点を当てていく。
まずは海外からの旅行者回復までは本土を含めた国内需要による回復に注力し、時期が来れば「オープンハウス香港」キャンペーンなどに繋げていく考え。DXによる旅行体験の改善にも取り組んでいくという。