ForwardKeysは6月16日、東南アジアのデスティネーションの回復状況に関するレポートを公表した

これによると、国別で見て今年1月から8月までの航空券予約数が2019年比で最も回復しているのはVFR需要が強いフィリピンの70%で、シンガポールが58%で続き、インドネシアが41%、タイが35%、ベトナムが32%などとなった。予約自体の多さではシンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの順という。

また、コロナ禍を通して東南アジア路線は需要の回復を上回るペースで座席の供給が再開されてきたが、5月に入って逆転。運賃の値上げの可能性も見えているという。


なお、アジア太平洋地域への予約について出発地別の需要の大きさを比べると、米国が1位となって2位以下は豪州、英国、ドイツ、フランスと欧米が上位を占めた。2019年比の回復度合いでも米国が75%で1位で、2位は豪州の60%、次いでドイツの58%、フランスの57%、英国の47%となった。