Aviation Weekによると、ファーンボロー国際航空ショーに合わせて企画されたイベントにエミレーツ航空のティム・クラークCEOが登壇し、A350よりも大きな機材の登場に期待を示した。

A380、A340-600、B747-400などの大型機の生産が終わってエアバスとボーイングはA320やA321、B737MAXなど小型機に注力しているが、クラーク氏は旅客数の回復とともに新しいワイドボディ機が必要になるとの考え。

これに対して、国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュ事務総長も同意し、将来的に4クラス構成で350席規模の機材が必要となるケースは出てくると予想した。

なお、Skiftによるとエミレーツ航空の欧州発着便の座席数は、2022年にターキッシュエアラインズとエールフランスに次いで3位の規模となる見通し。欧州では遅延や欠航などの混乱が続いているが、クラーク氏は2023年の間に平常化すると予想しているという。