ForwardKeysの7月10日時点のデータで、欧州内フライトの間際予約が大きく減少している。

7月と8月に運航が計画されている便数について5月30日時点と7月11日時点を比べたところ、欧州は5%減って900万席が失われており、空港別ではアムステルダムが11%減(54.1万席減)となったほか、ロンドンが8%減(110万席減)、ミラノも8%減(25.9万席減)、フランクフルトが7%減(25.3万席減)、イスタンブールが6%減(26.9万席減)などとなっている。

これに対して、7月と8月の便の予約動向を2019年と比べると、3月から5月ごろには2019年を上回るペースで予約が入っていたものの、遅延や欠航が始まって以降は大きく落ち込んでいる。

なお、計画便数については他地域についても集計されており、減少幅が最も大きかったのはアジア太平洋の10%減(460万席減)で、米州は2%減(100万席減)となった。中東アフリカ地域は1%増(25.5万席増)と唯一増加している。