dw.comは8月5日、ウクライナのオデーサ出身の観光ガイド兼旅行ライターが現地の様子を伝えるレポートを公開した

侵攻開始の当初は街は完全に混乱し、食料品を買いだめようとスーパーに行列ができたり、銀行システムの崩壊を懸念して現金を引き出そうとする人もいて店舗もほぼ開いてなかったが、4月にはカフェや美容院、焦点が再開され、公園では地元の人々や子どもたちが集まりはじめたという。そして現在はレストランのテラス席が再開され、路上パフォーマンス、オペラやバレエの鑑賞、市内バスツアーなども見られる状況。

ただし、22時にはほとんどの飲食店が閉まり、23時からは外出禁止となるほか、行政施設はバリケードで囲われている。

観光業界では、2021年にはコロナ前とほぼ同数の300万人以上がオデーサを訪れていたが、現在は海辺のホテルでも15%から20%の低稼働にあえいでいるという。また、ビーチも地雷や機雷が理由で海水浴が禁止されている状況。

記事では、ミュージアムの状況や音楽イベントの開催状況などについても説明されている。