View from the Wingによると、米国で長年言われ続けている航空機パイロットの不足問題は、パイロットたちが自らの雇用と高給を維持するための活動の結果との可能性が示されている。

パイロットを名乗るRedditユーザーの投稿では、友人の神経外科医と銀行員との会話のなかで雇用の維持と高給の確保のためには供給を制限することが鍵という点で意見が一致し、神経外科でも同様の状況であり、パイロットの労組もそれを理解していると思う、とコメント。

定年制度や副操縦士になるための「飛行経験1500時間」の制限、高いトレーニング費用などによって新規のなり手を排除しようとしているとし、記事では1500時間ルールは目的とされる安全に対して何の根拠もなく海外のパイロットはこのルールに縛られず米国線を運航しており、また定年制度も年齢でなく能力によるべきだと指摘している。

しかしReutersによると、米連邦航空局(FAA)は9月19日にも航空会社側からの1500時間ルールの見直しを拒絶。パイロット労組は「(航空の安全の)大きな勝利」と歓迎したという。