PhocusWireによると、Bookingホールディングスとエクスペディアグループが第3四半期の決算説明の場で現在の戦略を説明し、いずれもユーザーとの直接的な関係構築や自社のブランドへのロイヤルティ向上を重視していることを示した。

Bookingの第3四半期のマーケティング費用は18億ドルで前年から4億ドル増加しているが、検索広告など短期的な施策よりも「ロイヤルティや購入頻度、購入額、直接的な関係を時間をかけて高めること」を重視しているとのこと。宿泊予約に占めるアプリ経由の割合は約45%に達し、2019年比で10ポイント強の上昇となったという。

一方、Expediaでもプロダクトと特典によってエンゲージメントを高め、顧客生涯価値(LTV)を引き上げる戦略。グループ横断のロイヤルティプログラムのアクティブ会員数は第3四半期に2019年水準を上回り、特に新規登録は2019年比約50%増となったという。

記事では両社の戦略の詳細のほかAirbnbの事例も紹介されている。