Travel Weeklyによると、米国のユナイテッド航空、デルタ航空、アメリカン航空の3社によるアジア路線の座席数は、2021年の第2四半期で81.1万席だったが2023年第2四半期には320万席まで回復する見通し。中国の本格的な回復が依然として見えないこともふまえたものだが、2019年比では98.9%にまで到達する予想だ。

オセアニアも同様に供給量の増加が予定され、例えばユナイテッドでは来春に今年の春や夏の2倍以上の座席を投入する予定。アジア太平洋への座席数は、デルタが71.9万席、アメリカンが40.3万席であるのに対し、ユナイテッドは175万席以上が見込まれる。

さらにユナイテッドでは、太平洋地域のイールドが2019年を43.5%も上回っている状況も報告しているとのこと。こうしたこともあり、ユナイテッドはアジア太平洋地域のリカバリーを最も享受できる立場にあると評価されているという。