Simple Flyingによると、英クランフィールド大学の研究で英国内市場のネットゼロ化は2040年までに可能との見通しが示された。ただし政府による水素確保の戦略が不可欠。

最初に水素を燃料とする機材が商業運航で使われるのは2026年までと見るが、その機材は7人から19人乗りと小型。ただし航空機メーカーによっては2024年までに国際線区間での活用を目指している企業もある。

一方、課題は水素の確保で2040年までに英国内で30万トンの水素が必要になるが、大規模な生産能力は今のところ存在せず政府が昨年に今後の計画を発表しただけの段階。計画通りにいけば30万トンを大幅に上回る生産能力が実現するが、記事では他産業との奪い合いにもなるとして取り組み強化の必要性が指摘されている。