海外で旅行先として九州への注目が高まっている。

米国のTRAVEL+LEISUREは昨年12月に2023年の訪日旅行のポイントを紹介する記事で「東京と京都に続いてマストな旅行先となった」と九州を紹介し、東京/京都のゴールデンルートを離れてより深い体験をできると説明。豚骨ラーメンや宮崎牛、焼酎などを楽しめることや、仏教伝来や屋久島などについても触れている。

TRAVEL+LEISUREはまた2021年にも「2022年に訪れるべき旅行先50選」で25番目に九州を選出。「九州は東京から飛行機で2時間弱の距離にあるが、本州のよく知られた観光地とはかけ離れているように感じる」「人里離れた場所に足を踏み入れれば都市部とはまったく異なる日本を体験できる」「黄金に輝く長いビーチや日本有数のシュノーケリングやスキューバダイビングスポット」「日本で最も活発な火山」などと紹介した。

このほか、LONELY PLANETも2023年の旅行先として福岡の食に注目。さらにこの1月9日には、建築やデザインの愛好家をターゲットに月間700万件近い訪問数を集めるARCHITECTURAL DESIGNも2023年にお勧めの23の旅行先のひとつに九州を選びインターコンチネンタルや星野リゾートの新施設にスポットライトを当てているところで、今年はリベンジ旅行のトレンドのなかで九州が特に大きく伸びる可能性がありそうだ。

ちなみに、クルーズ会社でもコーラル・エクスペディションズが五島列島や福岡への寄港を予定している。