ON POINT LOYALTYはこのほど世界170社超の航空会社のロイヤルティプログラムを評価する調査を実施し、レポート「TOP 100 MOST VALUABLE AIRLINE LOYALTY PROGRAMS」で上位100位を発表した。
1位の評価を獲得したのはデルタ航空のSkyMilesで評価額は279.23億ドル(約3.7兆円)となり、2020年の前回調査の253.91億億ドルを大きく上回った。2位から4位までも米系航空会社で、アメリカン航空のAAdvantageが239.33億ドル(前回、以下同:234.40億ドル)、ユナイテッド航空のMileagePlusが220.02億ドル(201.72億ドル)、サウスウェスト航空のRapid Rewardsが88.28億ドル(80.13億ドル)となった。
5位以下はルフトハンザ・グループ、IAG、AF/KLと欧州の大手グループが続き、8位にはエア・カナダが入った。9位は大韓航空でアジア勢で最高位となり、10位はキャセイパシフィック航空、11位はシンガポール航空が入った。上位15位のなかで前回調査の額を下回ったのは3社のみだが、キャセイとシンガポール航空はこのうち2つをしめており、コロナ禍の影響がうかがえる。
日系航空会社では日本航空が16位に入り評価額は38.47億ドル。こちらも前回の42.28億ドルから下げている。全日空は中国南方航空を間に挟んでの17位で36.39億ドル(41.97億ドル)となった。
レポートでは上位100位のリストと評価額が確認可能。算出方法などについても説明されている。