英Travel Weeklyによると、エアインディアは「世界の一流航空会社(the world’s foremost carriers)」への失地回復に向けて歩みを進めている。

約70年ぶりにタタ・グループの傘下となってから14ヶ月が経過したが、シンガポール航空出身のキャンベル・ウィルソンCEO(※日本支社長の経歴も)は「変化のペースが桁外れ。離陸したロケットのよう」と表現。「組織が変化するにはメンバーを説得する必要があるが、エア・インディアでは不要だった。過去の栄光を取り戻したいという渇望があった」とも説明しているという。

実績面でも昨秋には久しぶりに定時運航率(OTP)がインドで1位となり、国内でのシェアも10%未満から24%まで上昇。システムの刷新なども急ピッチで進め、航空機470機の大型発注も決めている。ワイドボディ機については、これまでインドには50機に満たない数しかなかったところに70機が追加されることになる。

他にも、Business Travellerによると新たにプレミアムエコノミークラスを開始。さらに国際線の機内食も顧客からのフィードバックをもとに刷新したという。