米Travel Weeklyによると、1人旅の需要が業界関係者の予想を超えて高まっておりコロナ前を上回るケースも出てきている。

世界各国のガイド付きツアーを扱うEF Go Ahead Toursは今年に入って1人での予約が昨年の3倍となっているほか、予約の早期化も確認。昨年6月時点での今年の予約は2018年時点での2019年の予約と比べて120%増だったという。

またIntrepidも北米だけで昨年よりも2300名増え、世界全体では9000名の増加。行き先も従来より変化し、東南アジアや中米、トルコ、インド、ネパール、アフリカなどより冒険的なデスティネーションの人気が高まっているとのこと。一例として15日間のエベレストベースキャンプトレッキングのコースは全体の65%が1人での参加となっている。

牽引しているのは未婚・既婚を問わず女性で、Intrepidの北米市場では75%が女性。うち64%は40代以上という。

「一人で行くけれども独りではない」点が人気を得ている模様で、業者側でも1人参加の追加料金を廃止するなど積極的に受け入れる方針に転換するところが増えてきているという。