米Travel Weeklyによると、デルタ航空は第2四半期と通期の業績見通しを引き上げた。

収益について、第2四半期はこれまで前年比15%増~17%増としていたが、17%増~18%増へと修正。通期については15%増~20%増としていたものを17%増~20%増へと変更した。

燃油価格の値下がりと上級クラスの座席の販売増により、利益率も当初予想の10%~12%の幅のうち12%に近い数値となる見通しで、来年には13%~15%に引き上げられるとしている。

上級クラスについては、現在全座席の25%を占めており今後1年毎に1ポイントずつ増えていく計画。収益面では、2019年には24%を上級クラスから得ていたが今年は35%に達し、長期的には37%まで高めたい考え。

ただし上級クラスを利用増はレジャー目的での旅客で、法人需要の回復は遅れている状況。そうしたなかで、Skiftによるとデルタ航空はZ世代とミレニアル世代の獲得に活路を見出しているとのこと。内容の拡充やWiFi無料化によって若い世代の登録を増やしているスカイマイルでは、新規登録者の平均年齢が2017年には44歳だったところが現在は39歳となっているという。