travelmarket reportは7月21日、トラベルアドバイザーが取扱高100万ドル(約1.4億円)を超えるために必要な顧客基盤の整え方について紹介する記事を公開した

旅行会社向けコンサルタントが語ったもので、必要なのは250人から500人の質の高い顧客で、そのためには見込み客を精査しながら見つけたり既存顧客を育てたりしていくことが重要との考え。

より良い見込み客や顧客を見つけるためのポイントとして挙げられたうちのひとつは、「まずは自分がどのような人物にサービスを提供したいか」を明確にすること。「すべての人にすべてのものを」の姿勢は避け、理想の顧客像として実際の人物あるいはペルソナを設定してそのうえでマーケティングプランを立てるべきとした。

そして、例えば子育て終了後の夫婦をターゲットとする場合、それに合わない顧客には別れを告げることになるが、その時も完全に子育てが終わっている世代だけでなく、中学生くらいの子どもがいるなら「最後の家族旅行」を提案するのも手だと提案している。

記事ではこのほか、顧客となりえる集団から最適な人物に絞り込むための考え方や、生産性向上のために旅行業の武器である顧客サービスも再評価するべきであること、顧客から適切な口コミを獲得する方法などについても説明されている。