南オーストラリア州のアデレード空港は航空専門メディアAviation Weekに出稿した記事広告で2050年までに実現を目指す路線ネットワークの姿を明らかにした。
同空港では、2023年6月までの1年間で旅客数がコロナ前の91%にあたる770万人となり、特に最後の3ヶ月は97%にまで戻すなど需要が堅調に回復。これによりシンガポール航空やカタール航空の機材大型化やバティックエアの直行便就航などが予定され、さらに優先課題として取り組む国際線ネットワークの再構築でもエミレーツ、中国南方、キャセイなどと復便に向けて連携。また新規路線の獲得に向けて航空会社への働きかけも続けているという。
そして2050年の目指すべき姿「ネットワークビジョン2050」では、世界39都市への直行便就航を目標に掲げており、第1段階の2030年にはベトナム、フィリピン、日本、米国への直行便の獲得を目指すとのこと。文頭に掲載されている路線図では、東京と大阪が就航地点に含まれているほか、近場では北京、ソウル、上海、香港などへの路線も想定していることが分かる。