TTGによると、スコットランド政府は同国の港に入港するクルーズ客船から徴収する新たな税金の導入を準備している。
時期や税率などの詳細は未公表だが、船ごとの環境負荷の大きさをもとに課税額が決定する仕組みとのこと。発表に際し、客船による二酸化炭素排出量は、平均すると1隻あたり1.2万台の車に相当するとの調査結果も示されているという。
クルーズ客船の寄港に対する風当たりは強まっており、スコットランド国内の人気寄港地オークニー諸島も独自の来航制限を検討しているほか、米国でも同様の姿勢を打ち出す自治体が続出。アムステルダムで着岸の禁止または制限を可能にする法案が可決されている。