Euronewsによると、顧客それぞれのニーズや特性に合わせた旅行を提供するパーソナライゼーションがあらゆる客層で重要となっている。

従来、富裕層向けにテーラーメイドのスタイルで旅行を提供するような会社は少なからず存在したものの、コロナ禍での価値観の変化もありむしろニッチなパーソナライゼーションがトレンドの主流になりつつあるとのこと。

ヴィーガンやサステナビリティなど好みだけでなく生き方によるパーソナライズが大きな成果を上げている例があるほか、海外では「ルーツをたどる旅」も人気に。これは、移民や奴隷貿易の被害にあった人々の子孫が自らの祖先が暮らした土地を訪れるもので、地元住民との交流などのアクティビティが肝となる。

地域との交流や文化のサポートは、「ルーツ」に関係ない旅でもニーズが高まっており、旅行業者にとっては地域に根ざしてコミュニティと結びつきを培っていることが重要になるという。