制限緩和のシンガポール、旅行業界にも回復の兆し、独ツアーなど問い合わせ増
シンガポールが9月8日以降ドイツとブルネイからの入国についてはワクチン接種を完了していてPCR検査で陰性であれば隔離を免除することを決定したことを受けて、シンガポールの旅行会社などにも待ちに待った回復の兆しが見えてきている。
TRAVEL WEEKLY ASIAによると、発表直後から問い合わせが入っており、特にドイツの人気が高い状態。保険やビザ、検査など不確かな要素が多く旅行会社の知識やサービスが価値を提供しやすい環境であるため、回復への期待も高まっているという。
また、TTG Asiaによると、FowardKeysのデータでは政府が緩和の方針を示したことで、すでに7月26日から8月8日までの航空券発券数がそれまでの2週間と比べて68%増加。英国が21%を占めたほか、米国が16%、フランスが7%、ドイツが6%などとなった。
日本もインドや韓国などと並んで4%となっている(表の上ではインドに次ぐ7位)ところで、ツアー&アクティビティを扱うKKDAYでも11月と12月の日本や韓国、プーケット、オセアニアについての検索が急増しているという。
FowardKeysのデータでは、7月26日からの2週間に発券された航空券のうち、レジャー目的は54%で、滞在期間が23日を超すVFRと駐在目的が38%。出張目的は7%に留まったという。
クラス別ではエコノミーが70%、プレエコが6.4%、ファーストが2.8%、ビジネスが20.9%。2019年にはそれぞれ74.7%、15.4%、0.3%、9.6%で、コロナ禍のソーシャルディスタンスへの意識によるものか上級クラスのシェアが高まっていることが分かる。
このほかの傾向としては、データの42%が1人旅であるのも特徴で、2名での旅行は22%に留まった。また直販での予約は83%となったという。
また、旅行会社トラベルコーポレーションの予約状況では、40歳~60歳の旅慣れた富裕層の戻りが早く、滞在の長期化も見られている。若年層は回復に時間を要するとの予想で、回復期には出発1週間前など予約の間際化が起きると見ているという。