China Travel Newsによると、成都発のバス予約プラットフォームを運営するBest Science and Technologyがアリババから1.5億中国元(約25.9億円)の資金を調達する予定だ。

Best Science and Technologyは、今年8月の時点でTrip.comグループが22.65%、Meituanが18.87%の株を保有する企業で、四川省や重慶市、貴州省、雲南省など中国南西部の地上交通をターゲットにアプリ「Tuanzi Chuxing」を開発するなどし、今年上半期は営業収益が6200万人民元(10.7億円)、営業利益が1255万中国元(約2.2億円)となっている。

また、アリババでは傘下のOTAであるFliggyが中国の民泊プラットフォームXiaozhuに出資することも発表。金額は非公開だが、戦略的パートナーシップを締結してXiaozhuの80万件超の在庫をすべてFliggyで取り扱うようにする。

Xiaozhuは農村部など地方にも強いのが特徴で、アリババとは2018年にアリババ創業者ジャック・マー氏の投資会社などから3億米ドル近くを調達するなど以前から関係があった。また、7月にFliggyで実施したライブストリーミングセールでは30分で432万中国元(約7500万円)を売り上げたという。