PhocusWireによると、Bookingホールディングスやエクスペディアグループがマーケティング費用を大きく増加している。
Bookingは、第2四半期に9.88億ドル(約1100億円)を投じており、これは2019年比だと依然29%減だが、第1四半期の4.61億ドルからは2倍強の増加。
また、エクスペディアも第2四半期決算で調整後の販売・マーケティング費用が12億ドルとなったことを報告。前年から320%増と大きく拡大している。エクスペディアは「積極的なブランドマーケティングによりブランドの認知度を向上し、顧客との長期的な関係を構築する」ことを目標に掲げており、5月にブランド担当社長としてアップル出身のジョン・ジーゼルマン氏を迎え入れている。
このほか、エクスペディア傘下のVrboからのホスト獲得攻勢にさらされているAirbnbも第2四半期に前年比175%増の3.15億ドルを販売・マーケティング費として投資。またTrip.comグループは同112%増の2.17億ドルを透過したという。