コロナ禍により旅行に関する制限や手配の複雑さが増す中で、米国ではトラベルアドバイザーのサービスへの注目が高まっているが、Travel Weeklyによると、問い合わせを受けるアドバイザー側にとってはこれまでにないひと手間が必要になっているという。
具体的には、最初に自分たちが提供するサービスについて説明することが重要となっている。これまでトラベルアドバイザーを利用したことのない消費者が新聞やテレビ、ソーシャルメディアなどのコンテンツを通して興味を持って連絡してくることが増えており、まず最初にどのようなサービスを提供しているのか、それに対してどのような対価を請求するのかを説明することで、ミスマッチを避けられるとしている。
また、「顧客の教育」と捉えてサービス概要を説明する動画を制作する旅行会社もあるとのこと。そして記事の最後には、あるアドバイザーの「我々はエクスペディアの代用品ではないし、顔の見えるコストコでもない。我々は、単に旅行を予約する以上の価値を提供している」というコメントを紹介している。