Skiftによると、米国でトラベルアドバイザーのサービス利用に前向きな消費者が増えている。家族旅行をテーマに実施された調査では、国内旅行や屋外アクティビティの人気が高まっていることなどと合わせて、旅行会社のサービスを使ってみたいと考える回答者が65%に達したという。

調査では、実際に利用したことがある回答者は17%のみだったが、今後2年の間に利用を考えると答えた割合が65%となり、31%はコロナ禍がそう考えるに至った理由だと回答。往来制限の複雑さや、キャンセルが発生した際の返金などの面倒が旅行会社の価値を再認識させる機会となったという。

こうした中で、バケーションレンタルのOneFineStayの創業者が新たに在宅でトラベルアドバイザーの業務を始められる新ツール「Fora」を立ち上げるなど、周辺の動きも活発化してきている。

なお、米国で実施された別の調査でも、回答者の79%が重要な旅行の計画はオンライン旅行会社よりも人間に依頼したいと回答。しかも、年齢が若い世代ほどその傾向が高い結果となっている。