AIRLINE WEEKLYによると、ハワイアン航空は「最重要市場」である日本を含め来夏には国際線の本格的回復が始まると期待している。オミクロン株は国際観光に影響を与えているものの、主要国は夏の旅行需要に間に合うように旅行制限を緩和するとの予測だ。

記事では、日本についてハワイアン航空にとって「最も重要な市場」であると指摘。そのうえで、ハワイアン航空CEOが投資家向けプレゼンテーションで日本について、「往来再開に向けて暫定的なステップを踏んでいたがオミクロン株食い止めのため方針を転換した」「今年の日本市場は挫折の連続だった」「日本の入国制限緩和の時期については現地の販売パートナーや日本航空と協議しても明確なスケジュールは見えてこない」旨の発言をしたことを紹介している。

さらに同CEOは、オミクロン株に対する反応は「カオス」だと揶揄し、政府が科学的な裏付けなく、過剰に迅速に規制を再開したと語ったという。

とはいえ、日本市場の不確実性にも関わらず、22年夏の座席供給量はこれまでの計画を維持。堅調に回復していくとの見通しで、日本人のハワイ訪問の意欲も衰えてなく、むしろ約2年の制限のなかで高まっている可能性もあると期待しているという。