フィナンシャル・タイムズは12月30日付けで、旅行観光産業の2022年の見通しについて記事を掲載した

このなかで、米国での牧場での休暇や欧州での寝台列車、高級ホテル敷地内のプライベート・ヴィラ、スーパーヨット、北極・南極クルーズ、家族旅行、アドベンチャーサイクリングと合わせて、旅行会社も「追い風」を期待できる業種として紹介。

「過去20年間でテクノロジーの進歩により航空券やホテル、レンタカー、ツアーなどをオンラインで簡単に予約できるようになった」が、「コロナ禍で刻々と変化する渡航制限、検査要件、直前のキャンセルなどが相次ぐようになり、専門家である旅行会社の助けが再び必要とされている」と書き、実際にこれまで旅行会社を利用したことのない新規顧客からの受注が増えている実例も列挙した。

旅行会社以外では、例えば寝台列車については環境意識の高まりの中で先月にウィーン中央駅からパリ東駅へと向かう新しい寝台列車「ナイトジェット」の運行が始まったことを紹介。これは2007年にオリエントエクスプレスが撤退して以来のサービスで、すでにチューリッヒ/アムステルダム間も始まり、年内にはチューリッヒ/ローマ間の運行も開始予定。他社でもパリからルルドやウィーンからルーマニアのクルージュへのサービスが始まっている。

このほか、プライベート・ヴィラについても、ホテルのサービスやレストラン、バーと、自分たちだけのプライベートな空間の両方の「いいとこ取り」ができ、施設内で陽性者が出た場合でも十分な広さの部屋や専用プールなどを確保できる「保険」としての魅力があるとしている。

なお、matadornetwork.comも「Z世代にとって旅行会社は黒電話やビデオデッキ並みの存在かもしれないが…」との一文から初めて現在の旅行会社が提供可能な価値について説明する記事を掲載している。