TRAVOLUTIONによると、マスターカードは今年第2四半期にマドリードで「ツーリズム・イノベーション・ハブ」を開設する計画だ。
観光産業に関連した研究をし、マスターカードが持つツールやネットワークを活用してデータ分析やテクノロジー開発なども手掛ける予定。
具体的には、観光の品質や持続可能性などに焦点を当てながら消費トレンドの特定や政策決定に資する情報の提供、官民連携のプラットフォーム化などに取り組む。観光大国であるスペインとも協力する計画で、スペインの観光相は発表に際し「我々は、観光の成功を観光客数の増加のみで測ることを止める。これからは、品質や収益性、イノベーション、持続可能性、インクルージョン、地域の結束に焦点を当てなければならない」と語ったという。
また、「ラボ as a Service」として、マスターカードのサステナブル・イノベーション・ラボなどとも連携し、デジタルファーストでサステナブル、インクルーシブなソリューションの提供も目指す。