各国が入国要件など制限緩和を進めるとともに旅行需要の回復が報告されているが、クルーズも例外ではない様子。

TTGによると、キュナードは2023年夏のコースを発売したところ最初の2日間の売上がこれまでの記録を塗り替える規模となり、その後も過去10年で最高のレベルで推移。

またCruise Industry Newsによると、ロイヤルカリビアンインターナショナルも1月末には予約状況がオミクロン株出現前の水準に回復。昨年第4四半期の予約は件数も単価も2019年を超えはじめていたという。今後は船の運航再開を進めるがキャビンは歴史的な稼働率が予見されているという。

さらに、Travel Weeklyによると乗客は乗船後の消費にも前向きで、ロイヤルカリビアングループでは乗客1人航海1日あたりの売上は過去最高だった2019年を10%上回っている状況。こうした傾向は昨夏から続いている。