Travel Weeklyによると、プリンセス・クルーズはサファイア・プリンセスについて8月以降に予定していたアジア/豪州クルーズをキャンセルし、ロサンゼルスへ配船することを決めた。

8月末から10月末にかけて予定していたもので、豪州が入国制限は大幅に緩和しつつもクルーズの再開には慎重な姿勢を続けていることを受けて判断したという。

アジア各国でも、シンガポールや香港などでどこにも寄港しない遊覧クルーズが再開されているものの、日本を含めて本格的な再開は見通せていない状況。

ただし、シンガポールについてはシンガポール政府観光局(STB)がクルーズ業界と連携しリカバリーを支援。2020年11月の遊覧クルーズ再開から約320回が運航され43万人超が乗船しており、未経験者の掘り起こしにも繋がっているところ。

STBはさらに、フライ&クルーズの再開に向けて旅行会社がツアーを造成・販売するための助成金制度も設けているほか、船会社へ配船の働きかけも続けているという。