Travel Weeklyによると、ARCの発券データで米国のレジャー系旅行会社の回復傾向が他の業種より先行している。

2月13日までの1週間以降のすべての週でレジャー系旅行会社はOTAよりも回復率が高く、例えば4月3日に終わる週ではレジャーの旅行会社、ツアーオペレーター、クルーズ会社の取り扱いが2019年の同じ週に比べて93%まで戻したのに対し、OTAのは81.9%となった。また、TMCは66.8%と回復が遅れている。

コロナ禍のこれまではOTAがシェアを伸ばしてきており、4月3日までの1年間を2年前と比べるとレジャー系旅行会社の取扱量が66.3%であるのに対しOTAは79.6%となっているが、ここに来てトレンドが変化していることになる。

米国などではコロナ禍で旅行の不確実性が増したことで旅行会社のサービスを再評価する動きが出ていると報告されており、今回のデータもその可能性を示唆するものと言える。

なお、このほか航空券の単価上昇のトレンドも見られるという。