Skiftによると、サウジアラビアは2030年までに年間1億人の旅行者を迎え入れる目標の達成に向けて今後10年間で合計1兆ドルを投じる計画だ。

この一環でサッカーのリオネル・メッシ選手を観光大使に起用。一方、ゴルフの帝王と称されるジャック・ニクラウス氏は1億ドルでの契約を断ったという。

またエンターテイメントイベントにも力を入れており、昨年10月からの5ヶ月間は「リヤド・シーズン2021」も開催。米国のラッパーPitbullが出演したオープニングセレモニーは75万人超が参加した。また、紅海国際映画祭やF1グランプリも開催されている。

さらに、ホテル建設や大規模な開発計画も複数進められているところ。政府は観光分野のアドバイザーに「ツーリズム産業で最もパワフルな女性」と評価されるグロリア・ゲバラ氏も起用して観光振興に注力している