Routes Onlineによると、OAGのデータで7月にアジア太平洋地域で運航された航空座席数は1.647億席となり、前年比22.6%増、前月比16.2%増となった。コロナ前との比較では19.8%減。

全体の82.3%を占めた国内線は2019年比0.5%減まで回復した一方、国際線は59.3%減と回復が遅れている。ただし、国際線は前月比では390万席増加したという。

路線別で座席数が最も多かったのは金浦/済州線で2019年比8.1%減。2位は2019年に4位だったホーチミン/ハノイ線で、2位だった羽田/新千歳は3位、3位だった羽田/福岡線は4位と順位が入れ替わっている。

東南アジアの路線は回復から拡大に転じており、ホーチミン/ハノイ線は2019年を12.8%上回ったほか、6位のダナン/ハノイ線は41.2%の大幅増。8位のジャカルタ/デンパサール線も25.9%増となっている。一方、2019年に9位だった香港/台北は52位に、また羽田/伊丹も10位から12位へとランクを下げた。ただし、日本路線も羽田/福岡が5.1%減、羽田/那覇が1.1%減となるなど路線によっては2019年並みの数値を取り戻してきている。

国際線のみでは1位だった香港/台北が3位に下がった一方、2位だったシンガポール/クアラルンプール線が1位に。2位にはムンバイ/ドバイ線が29位から急上昇した。北アジアでは仁川/バンコクがかろうじて9位に入っている。

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