Routes Onlineによると、ロシアによる領空閉鎖で大きな影響を受けているフィンエアーのCEOがこのほど戦略の大幅な見直しについて説明した。
これまではヘルシンキの地理的優位性をいかしアジアと欧州の間の移動需要を獲得することで成長してきたが、その優位性は喪失。アジアについては主要都市への路線を継続し、インドでの路線追加、中国の渡航制限緩和に合わせた運航再開も予定するものの、非主要都市(secondary cities)はもはや計画の一部ではないという。
これに対して今後は、先般のカタール航空との提携を元に中東経由の需要に期待。今冬はドーハだけで週28便、ドバイにも週2便を設定。コロナ前の中国線よりも便数を増やす。また北米にも注力する。ストックホルム発着の長距離線は冬ダイヤでは廃止する。