CBS Newsによると、米連邦航空局(FAA)が航空機の座席幅やシートピッチについての制限の是非を聞いたパブリックコメントで、3ヶ月間で2.6万通の意見が殺到した。このうち200人以上は「拷問」の表現を使ってスペースの狭さを批判しているという。
米国人の体重は過去数十年で増加して人口の40%以上が肥満となっているなかで、以前よりも狭くなった座席に押し込められている状況を訴えているものと見られる。
現在は、機材ごとの最大定員が搭乗した状態で緊急事態に全員が90秒以内に地上に避難できることがクリアできれば座席のサイズは問わないことになっているのに対し、FAAのパブコメではサイズ自体に規定を設けることについて意見を求めている。
なお、liveandletsfly.comによると、ユナイテッド航空では旅客の平均体重が原因でB757について冬の間一部の座席をブロックする予定という。