Simple Flyingによると、イタリア政府は月内にITAエアウェイズへ4億ユーロ(約586億円)を投入する計画だ。
ITAは昨年10月15日に事業を終了したアリタリア-イタリア航空に代わる新たなフラッグキャリアとして立ち上がった企業で、政府からの支援はEUから総額13.5億ユーロを上限として許可されている。すでに7億ユーロが投入済みで今回は4億ユーロが追加されるが、残りの2.5億ユーロの時期は未定という。
4億ユーロは、再開したばかりの羽田線も含めてITAの継続的な成長をサポートするためのもの。記事ではアジア路線の拡充が期待されるとし、関空やソウルの可能性にも触れている。
なお、ITAについては他の航空会社グループへの売却が検討されており、最近になるまでデルタとエールフランス/KLMとの独占交渉が進められていたが停滞したためルフトハンザとの交渉が再開されたという。