世界各地で旅行需要が大幅に回復するなか、訪れる旅行者をターゲットにした犯罪も増えてきている様子。

Travel Off Pathによると、米国では人気キャラクターに扮した人々が写真撮影を呼びかけてきて実際に一緒に取ると信じられないほど高い料金を要求し、拒否すると支払うまでは携帯電話を返さないなどと脅してくるスタイルの詐欺が増加中。

以前からあるスタイルで、そもそも数ドル程度であれば問題にもならず、むしろニューヨーク市では旅行者から撮影を求めた場合はキャラクター1人に対し2ドルから3ドルを目安にチップを渡すよう義務付けられているが、40ドル、80ドルといった高額が請求されるケースもあるという。

このほか、偽の民泊施設や無料WiFiでの情報流出、人気アトラクションへの「特別なアクセス」を謳う偽のエージェント、スリ、白タクなどに注意が必要としている。

また、The Thaigerもタイでの状況について観光警察が警告を発していることを紹介。主要観光地などではパトロールを増やすとともに地元の警察官や入国管理局とともに注意喚起にも取り組んでいるといい、トラブルに巻き込まれた場合には日本語を含む7ヶ国語で応対する緊急対応センター「1155」に連絡するよう呼びかけているという。

また、昨年発表した24時間対応の安全アプリ「Tourist Police I Lert U」は「Thailand Tourist Police」と改称し、利用者がトラブルにあった際にすぐに観光警察に連絡でき、警察は警官をすぐに現場へ派遣できるようにしているという。