Aviation Weekによると、今年7月の大西洋横断路線では商用航空の歴史上で最多となる便数の運航が予定されている。1週間あたり4353便で、過去最多だった2019年7月の4238便を上回る見込み。

エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)が集計したもので、このうち米系航空会社の割合は44%とのこと。なかでも積極的なのが昨夏から注力してきているユナイテッド航空で、7月は便数、座席数ともに2019年比で30%前後増やす計画だ。

こうした状況の背景には、欧米がコロナ禍からのリカバリーで先行し、レジャー需要が好調かつ上級クラスの利用意欲も旺盛で、一方ではロシア上空の飛行禁止が欧州系航空会社のアジア路線運航を難しくしていることもあるという。