Travel Weeklyによると、先週最大200機のB787発注を発表したユナイテッド航空だが、スコット・カービーCEOはその契約セレモニーで「コロナ禍を経て我々は米国のデファクト(事実上の)・フラッグキャリアとなった」と発言した。

フラッグキャリアは国を代表する航空会社の意味で多くは国営企業を指すが、記事では今回のUAの発注が「米国における長距離路線のリーダーとしてコロナ禍を脱却するという戦略を強固にするもの」と評価。また、航空関連コンサル企業の幹部による「ユナイテッドは今回の発注によって自分たちが描く未来を明示している」とするコメントも紹介した。

ユナイテッドが計画している2023年上半期のアジアとオセアニア方面での供給座席数は175万席で、デルタ航空の71.9万席、アメリカン航空の40.3万席を大きく上回る。一方、大西洋路線については今年デルタを上回ったものの来年上半期の欧州線はわずかながら再逆転されているという。