TRAVOLUTIONによると、Thomas Cookは旅行を購入する顧客に対してファッションや美容などの販売を開始する計画。
旅行関連企業のアンシラリー収入増加に特化してサービスを展開するInterLnkdと組んだもので、「インテリジェントショッピングモール」を通じて顧客ごとにAIでパーソナライズして商品を提案してコンバージョンの最大化を目指す。
またファッションブランドからの特別料金なども利用可能となる。InterLnkdが扱うブランドの数は合計で1000を超えるという。
旅行の流通とファッションの繋がりに可能性を見出す動きは他にもあり、昨夏には米国でファッションECサイトがバケーションホームの予約サイトと提携。また英国では個人経営の旅行会社が友人のファッションブティック内で創業して「休暇をスタイリングする」ことを打ち出してシナジー創出を目指している。
一方、旅ナカを旅行者の消費意欲を掻き立てる場にしようとする動きもあり、例えばホテルや民泊物件の客室内で家具や家電、食器などを試してもらい気に入ったらすぐに購入可能とする仕組みも登場している。