米Travel Weeklyによると、セーバーは第2四半期末までに全従業員の15%を削減する計画。
2025年時点でフリーキャッシュフロー5億ドル、調整後EBITDA9億ドルの目標を達成するための施策の一環で、コスト削減はこの他にも2億ドルを計画する。Skiftによると、2022年末の従業員数は7500人近くのため約1100人が対象になる模様。
第1四半期の業績では、旅行需要の拡大により取り扱う予約数も増加し収益が前年比27%増の7.43億ドルとなった一方、純損失は1.04億ドル。BUSINESS TRAVEL NEWSによるとCEOは長期的な市場の成長は楽観視しつつも回復の道のりは平坦ではないとして事業の再構築に取り組む姿勢を示しているという。
なお、世界では昨年から大手企業による人員削減が続いているが、旅行観光産業でも動きが活発化。最近では、BUSINESS TRAVEL NEWSによると配車サービスの米Lyftも全体の約26%に当たる1072人の削減と250件以上の求人停止を発表したという。