米Travel Weeklyによると、米TIME誌がこのほど発表した「影響力のある会社100社」のリストで豪メルボルン発のIntrepid Travelが旅行会社として唯一選出された。
Intrepid Travelは1989年創業でサステナビリティや社会問題に対して深くコミットした事業展開を特徴とする旅行会社。アドベンチャー的ツアーを強みとする。
TIMEのリストはリーダー、ディスラプター、イノベーター、タイタンなどの部門に分けて社名を発表しており、Intrepidはこのうちリーダー部門での選出。グローバルな旅行会社として世界で初めて科学的根拠に基づいて客観的な検証も経た二酸化炭素排出量の削減目標を定めたことや、「フライトフリー」のツアーや先住民文化に焦点を当てた100本以上のツアーなどを評価した。
また、旅行観光関連ではこのほか、宇宙旅行のスペースX、ディズニー、電動飛行機のEviationとZeroAvia、そしてMoët Hennessy Louis Vuitton(LVMH)も選ばれている。
なお、Intrepidは最近、英国で環境面での誇大広告「グリーンウォッシュ」を指摘される事態となったが、同社はこれに対しても真摯に向き合って改善を約束している。