GLOBETRENDERによると、エミレーツ航空は2040年代前半まではA380の運航を継続する計画。

英国市場担当VPに取材したもので、コロナ禍ではA380を退役する航空会社が多かったが、世界人口は増加してアジアや極東での中間層も増えていくこと、そして旅は人間にとってDNAレベルで本質的なものであること、先進国では空港や滑走路の新設・増設が多くは期待できないことなどを考えれば大型機の需要は高いとの考え。

ロンドンでは1日11便のうち9便がA380。ヒースローも滑走路がいきなり増えることは考えにくく大型機の投入は当然であり、ヒースローで運航する1日6便のA380はいずれも満席状態。

エアバスはA380の生産を終了したが、エミレーツは開発継続も要望しているところで、むしろさらに大きな機材すら欲しがっているという。

なお、コロナ禍からの回復は順調で、座席供給量はコロナ前の90%以上まで回復。就航都市は約150となり、B777はすべて運航を再開しA380は80機体制となる。

記事では20億ドルを投じたプレエコを含めたプロダクトやサービス、サステナビリティなどについても説明されている。