Dragon Trail Internationalは7月26日、中国本土の市場で海外旅行を扱う旅行会社101社を対象に実施した調査の結果を発表した。これによると、中国の旅行会社は顧客の若返りに成功しており、それに伴って顧客が望む旅行スタイルも変化してきているという。

顧客の平均的な世代を聞いた質問では、1990年代生まれ(※24~33歳)が72%、80年代が58%となったほか、70年代生まれの34%に次いで2000年代生まれの33%が多い結果となった。54歳以上の60年代生まれは16%に留まるという。WeChatなどを活用した事業展開が奏功しているとのこと。

またこれに伴って、人気のある旅行形態はFITが42%と最も多くなり、グループツアーの34%とプライベートグループツアーの24%を上回った。グループサイズについても11名から20名が53%、1名から10名が46%、21名から49名は22%などと少人数化している。

また、顧客が予約時に重視すると考える項目では、品質の高さや快適性が80%と最多。デスティネーションの魅力が75%で続いたが、ユニークな体験が74%、グループサイズの小ささが51%などとなったという。

レポートでは、サプライヤーとのオフラインでの商談を期待する声や、その一方でオンラインのトレーニングが重要視されていることなど中国発の海外旅行市場についての動向が説明されている。