Travel Weekly Asiaによると、ForwardKeysが航空券の発券データをもとに日本と中国からの海外旅行需要の回復状況を分析した。

「開国」から4週間の時点では両国ともにコロナ前の15%程度に留まったものの、21週間から28週間までの期間になると中国は49%に戻したのに対して日本は約27%と足踏みが続いているとのこと。中国で人気の高い日本への団体旅行も解禁されることから、中国側の回復ペースはさらに上昇する可能性が考えられる。

ちなみに、その中国からの旅行先では香港が21%減、マカオが2%減となっている一方、UAEは6%増と増加に転じている状況。団体旅行が認められているほか、「一帯一路」などを通した関係の強さからすでに航空座席供給量がほぼ完全回復していることも背景にあり、今後は東南アジアや英豪などへの需要の回復も見込まれるという。