サステナビリティの観点から世界的に航空から鉄道へのシフトが進もうとしているが、Association Meetings Internationalによるとミーティングやコンベンションなどの世界でも鉄道利用の可能性が注目を集めている。

記事では、航空機の利用がためらわれる風潮が需要を減退させる可能性について懸念を認めつつも、参加者が地上交通に対して前向きになることは逆にチャンスにもなり得ると指摘。

実際にオーガナイザーらの声も紹介しており、例えばある会社では欧州内のイベントについて鉄道による移動体験に着目。貸し切り車両を設けることで到着前から満足度を高め、チームビルディングの効果も得られているという。

また、そもそもビジネスの世界においてサステナビリティが最重要事項の一つとなっている現在、ビジネスイベントでもそれが最重要テーマの一つとなるのは必然。そして、そのイベントへの輸送についてサステナビリティへの配慮が見られなければ主催者はもちろんスポンサーや登壇者へのグリーンウォッシュの批判は免れないため、対応はもはや不可欠とも言える。

記事ではそうした中での鉄道利用の促進について、全体的な移動時間の比較や、到着時の歓迎、イベント会場への無用送迎、特別イベントなど低炭素での移動を選択した参加者への特典提供などのアイディア、利用可能なツールも紹介されている。