Skiftは9月21日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が野心的な目標を掲げて進める観光開発について記事を公開し、紅海沿いに存在する1150の島々のうち半分を開発したい考えを持っていることなどを紹介した。

FOXでのインタビューをもとにしたもので、現在は22の島々で開発が始まっている状況だが、今後さらに発表予定とのこと。

また現在は2030年までの中期計画「Vision 2030」に基づいて動いているが、今後数年間で「Vision 2040」を策定予定とのこと。2030では観光産業を国家経済の10%に成長させ、年間1億人の旅行者を受け入れ、観光産業での雇用人数を150万人とすることなどが目標に掲げられ、数千億ドルが砂漠や山々、海辺などの開発に投じられ始めている。

一方、記事では巨額の資金で有名スポーツ選手を獲得してスポーツツーリズムを振興しようとしていることについて「グリーンウォッシュ」や「ピンクウォッシュ」ならぬ「スポーツウォッシュ」ではないかと批判されていることとそれへの反論についても取り上げられている。

このほか、Skiftの別の記事ではクルーズ振興に3億ドルを投じる計画も紹介。またGLOBETRENDERはアクセシブルツーリズムの観点での取組状況を取り上げている。