Asian Aviationによると、豪州で新たなLCC「ボンザ(Bonza)」が来年上旬からの運航開始を計画している。B737-8で、豪州唯一の独立したLCCとして需要の獲得を目指す。
創業CEOはセブパシフィックやヴァージン・ブルーなどのLCCを含め航空産業で25年超の経験を持つティム・ジョーダン氏で、中央アジア初のLCCとなったフライアリスタンの立ち上げにも関わった。ボンザでは、これまでは主要都市経由での移動を強いられていたようなレジャー路線を中心に展開し、超低価格の運賃を武器とする戦略。
資金を提供するのは米国の投資会社777パートナーズで、同社はカナダの独立系LCCであるフレア航空や、アジア太平洋地域のLCCが形成したアライアンス「バリューアライアンス」にも投資している。
なお豪州では、今年5月にも新航空会社「ブラッド(brad)」の立ち上げ計画が取り沙汰されていたが続報はない状態であるほか、同じLCCであったタイガーエア・オーストラリアもコロナ禍の昨年に運航停止している。