英国の人材コンサルティング会社ECAインターナショナルが6月7日に発表した駐在員の生活費が高い都市のランキングで、1位は昨年に続いて香港となった。
2位以下はニューヨーク、ジュネーブ、ロンドン、東京、テルアビブ、チューリッヒ、上海、広州、ソウルの順。東京は円安の影響もあって昨年の2位から順位を下げている。また、為替を理由とする順位変動では、パリが上位30位から外れたほか、マドリードやブリュッセル、ローマなどの欧州主要都市も順位を下げたという。
調査は日用品や食材、衣料、公共交通機関などの価格を比較しているもので、例えばカフェでのコーヒー1杯の価格はシドニーが3.3米ドル、ニューヨークが5.08米ドルであったのに対し香港は5.21米ドルとなった。また食用油1リットルの価格も、ロンドンが3.08ドル、シドニーが4.83ドルなどとなったが、香港では5.83ドルだったという。