HOTEL NEWS RESOURCEによると、Lodging Econometricsが取りまとめた第2四半期末における中国のホテル建設計画データで、計画数は3693軒、客室数は70.2万室となった。前年比は計画数が7%増、客室数が6%増となったが、過去最多だった第1四半期末の3711軒・70.4万室にはわずかに届かなかった。

現在建設中の計画は2581軒・47万室でいずれも7%増。12か月以内の着工予定は510軒・9.8万室で、計画の早期段階は602軒・13.4万室でそれぞれ21%増と13%増となった。

特にアッパーとアッパーミッドスケールの計画が記録的水準となっているほか、コロナ禍で停止していた建設計画も再び動きはじめているという。

都市別では生徒が141軒・2.9万室で最多。上海が128軒・2・5万室で続き、3位以下は広州、杭州、西安となった。

企業別では685軒・12.5万室のヒルトンが最多で、IHG、マリオット、アコー、錦江の順。これら5者で客室全体の52%を占めている。ブランドでもハンプトン・バイ・ヒルトンが360軒5.4万室で最多となり、2位のホリデイ・イン・エクスプレスを倍近く上回っている。

なお、上半期に開業したのは149軒2.4万室で、下半期には597軒8.6万室が追加予定で、2014年以来の高水準となる見通し。2023年には822軒13.1万室、2024年には748軒13.8万室が見込まれるという。中国を除くアジア太平洋地域の記事はこちら