Executive Travellerによると、ヴァージン・オーストラリア(VA)は長距離路線の需要が急増し供給不足となっている状況でも当面の間は運航再開しない方針だ。CEOが語ったもの。
VAはコロナ前には長距離路線に成長の可能性を見出し、2022年3月末に羽田/ブリスベン線の就航を計画して間際まで準備を進めたもののコロナで断念。その後経営破綻し、ベインキャピタルのもとB777とA330を手放して国内路線に集中して経営を再建している状況。
現在は来年の黒字化と上場を目指しており、長距離線もいずれは復帰を検討する可能性があるものの長期的に検討していく方針。
ただし、CEOは昨年4月には日本と米国を中心に長距離線の運航再開を「心待ちにしている」と発言したほか、同9月には広報担当者がワイドボディ機材について航空機メーカーと協議を続けていると明かしていたという。
なお、羽田の発着枠は数が限定された貴重な資源であるため、配分時にはカンタスとの間で獲得が争われておた。