PhocusWireによると、Expediaはこのほど消費者意識調査の結果を「Traveler Value Index 2023」として発表した。

世界各国の旅行者から回答を集めたもので、回答者の46%がコロナ前よりも旅行が自身にとって重要であると答えたほか、43%は旅行への支出を増やすと回答し他の調査と同様に旺盛な消費意欲が確認された。

また、コロナ禍が終わろうとするなかで意識の平常化も見られ、旅行の目的ではコロナ禍で上昇したVFRが引き続き最上位となった一方、49%が心身のウェルビーイングや環境の変化を最大の目的として回答。トレンドとなっている「ウェルネス」の人気の高さがここでも確認できた。新しい体験や慣れた環境からの脱出などを選ぶ回答者も多かったという。

このほか、ロイヤルティプログラムもポイントとなっており、コロナ禍で蓄積したポイントやクレジットを消費することが重要とする旅行者も増え、ロイヤルティプログラムを理由として購入先を選んだり評価したりする旅行者も50%を超えた。

一方、コロナ禍で重要となっていたキャンセルなどの柔軟性は引き続きで、約半数が国内外の旅行で返金不能な宿泊施設や交通手段を選ばないとも回答。ただし価格を重視する意識も復活し、オールインクルーシブへの需要も高まっているとのこと。さらにサステナビリティを求める旅行者の増加も報告されている。